骨量を保つためには

レントゲン

女性に多い病気

皆様はよく「圧迫骨折」と耳にしないでしょうか。名前の通り、なんらかの力によって骨に力が加わり、圧迫される(つぶれる)事によって骨折してしまう事です。少し厄介な骨折で、ポキッと折れるような感覚ではなく、潰れてしまうので骨が複雑な状態で折れてしまい、治りにくいのも特徴です。また、圧迫骨折が起きてしまうのは、重要な要因があるのです。それが「骨粗鬆症」です。この病気は、骨量(骨密度)が減り、骨がもろくなってしまい、結果骨折しやすくなってしまう、全身性の病気です。しかも、閉経後の女性に多く見られる病気で、脊椎、大腿骨頚部(足の付け根)、橈骨遠位端(手首)、上腕骨近位端(腕の付け根)などがよく圧迫骨折する場所です。また、十分気を付けたいのが脊椎圧迫骨折と、大腿骨頚部の圧迫骨折です。脊椎圧迫骨折は、骨折の痛みに加え、背骨が曲がり肺活量が減少し横隔膜裂孔ヘルニアや逆流性食道炎などの消化器系の異常が起こりやすくなります。大腿骨頚部の圧迫骨折は、寝たきりの原因になるものです。骨粗鬆症により、全身の骨がもろくなっているため、複数の場所で骨折する事も珍しくありません。症状が重い人では、布団の重みですら骨折の原因となってしまい、全身が痛みでとても苦痛の一言では言い表せません。予防法として、20〜30歳の時期までに十分カルシウムを摂取する必要があります。骨量は男女共に20〜30歳で骨量がピークに達します。それまでに十分なカルシウムを摂取しておく事が必要なのです。また、女性ホルモンのエストロゲンが骨の代謝に深く関係しているため、閉経後は男性よりも急激に骨量が減り骨粗鬆症になりやすく、結果、圧迫骨折を招く体になりやすいので注意が必要です。現在、圧迫骨折を起こす患者様に、骨量を増やすための治療薬がありますが、絶対増えるとは確約できません。